ギターを学んだきっかけ

私がクリスチャンになったのは、15歳の時です。その時まであまり音楽に興味がなく、普通の人のように音楽を聞いていただけです。しかし、初めて、ある教会の集会に出た時、そこで賛美リードをしていた男性がギターを弾きながら賛美を歌っているのに、注目をひかれました。彼が歌っていた時、会場の雰囲気が変わり、そこでの神様の臨在はとても強かったです。あれはただ音楽を通してかもし出された空気ではなく、神様の油注ぎによって現れた深い賛美の空気でした。

まだ、私は生まれ変わったばかりだったので、キリスト教界のことを詳しく知らず、あの歌手はクリスチャンの間で有名だったことすらも知りませんでした。後で、彼のCDアルバムを購入し、音楽を聞いたら、私もいつか彼のようにギターを弾きながら歌いたいと単純に願い始めました。

私たちは強い願望がある時、それはすぐ現実になるように様々な方法で努力するとおもいます。私もそうでした。父にギターを買ってくれるよう頼み、優しい父はギターとさらに、賛美の歌とコードを教えるクリスチャンの雑誌も一緒に買ってくれました。まだYoutubeがなかった時代に、あの雑誌を見ながら、最初のコードを独学に学び始めました。

あの歌手のようにギターを弾いて歌いたかったので、自分でできることの最善を尽くしてみました。ギターの先生に習ったことはありませんが、エレキギターを弾いていた友達から色々教わりました。私は何度も練習を重ね、賛美チームに協力できるレベルまでになりました。幸いに、私が当時属していた教会には、音楽に詳しい人が多く、賛美のギターと歌に関しても様々なことを教えてもらいました。

ついに、ある日、中高生の礼拝の賛美チームのリーダーになることを頼まれました。今日は皆さんと、その教会の賛美チームのリーダーの方々から私が学んだ大事な点をいくつか分かち合いたいと思います。それは賛美を指導する人だけに当てはまるのではなく、全てのクリスチャンがその知識によって祝福されると思います。

まず1つめは、いつも自分の近くに楽器を置くことです。それは、賛美をリードする人は常に自分の楽器を学ぶ必要があるからです。プロの賛美のリーダーであれ、自分がどれほど楽器が上手であれ、常に新たなことが学べるからです。そして、卓越したレベルになるためには、練習を頻繁に行わなければなりません。なので、楽器を大切にし、いつも近くに置いておくことが大事です。なぜなら、練習しない人は上達しない

2つめは、賛美チームのリーダーは何よりもまず、礼拝者だということです。 多くの賛美チームに関わっている人は、音楽や楽器ばかりに集中してしまいます。しかし、神を崇めることは、神に賛美を歌うことばかりでなく、日々みことばを実行することです。なので、主を礼拝することは、教会にいるときにだけ皆の前で演奏することではなく、誰も見ていない日常でどのようにみことばによって生きているかということです。

3つめは、前回のトピックに関連していますが、賛美リーダーは礼拝者だからこそ、一人でいる時、楽器や歌を練習するだけでなく、与えられた賜物を用いて神様に賛美を捧げることも大事だということです。ダビデが家族の羊を世話していた時、いつも神様に詩篇を作曲し神様を賛美していました。それはとても重要な点だと思います。残念ながら、多くの賛美者は皆の前で演奏するのに慣れてはいますが、神様に一人で賛美することができません。しかしながら、真の礼拝者とは隠れた部屋で主と親密な時間を持つことを一番大切にする人のことです。

4つめ、私が通っていた教会に成熟したクリスチャンが多く、彼らに教えてもらった貴重なことは、賛美リーダーは聖書の教理を大事にしなければならないということです。あいにく、多くの演奏者はあまり聖書の学びをしないというイメージがあります。彼らは楽器のことばかりを気に掛け、感動的な雰囲気を与える賛美を選びますが、時により、その選んだ賛美は教理的に乏しい、あるいは、完全に聖書的ではなく、不信仰なことしか書かれていないということもあります。          なので、賛美チームのリーダーは聖書の勉強もしっかりし、感動的な雰囲気を与えるよりも、信仰で満たされた雰囲気を作るのに努力しなければなりません。 信仰の雰囲気を作るために、みことばを歌う賛美、つまり、御言葉に基づき、会衆の信仰と期待を沸かさせる賛美を導く必要があります。そのために、賛美リーダーはみことばに何が書かれているのかを知る必要があります。

最後5つめは、バンドで練習することです。バンドの練習不足により、簡単に避けられる様々なミスが起こってしまいます。歌詞やコードなどを間違え、バンドの連携も生まれず、賛美の質も低下してしまいます。なので、団結力の強い、油注がれた賛美を捧げるようになるためには、一緒に祈り、一緒にたくさん練習する時間が不可欠です。

賛美チームの良いリーダーになるためには、他にも重要な点が多くありますが、私はこれら5つが重要だと思います。また、それは賛美チームに関わっている人だけでなく、一般の信徒や、聖職者にも実行できるものだと思います。一般の信徒は楽器を持っていないかもしれませんが、演奏者がいつも近くに楽器を置いておくように、いつも自分の近くに聖書を置いておかなければならず、そうすることで常にみことばを読み、思い巡らすことができるでしょう。

他に重要な点があるでしょうか。あれば、ぜひコメントしてください。

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