昨日から3月が始まりました。4月から入学、就職など移り変わりが多い時期になります。
また3月中に引っ越しをする人も多いのではないでしょうか。
私は、引っ越しや部屋の模様替え、家具の位置を変えることが結構好きです。新しい気持ちになるからです。しかし中にはそれがあまり好きではない人、面倒だと思う人もいると思います。それは何かを変えるためには、行動力が必要となるからです。
人生でも同じことが言えます。
人は誰か憧れの人を見る時、「あー、あの人のようにスリムだったらなー。」とか「あの人のように人前で話すのが上手だったらなー」とか思います。自分が出来ないことや持っていないことを相手と比べて自分は劣っていると思い始めます。
しかしながら、そのような人は結果だけを見てしまっています。
あなたがスリムでいいなと思っている人は、必死にダイエットをしたり、体型を維持するために健康に気をつけているかもしれません。話上手な人も、何度も失敗をしたかもしれないけど諦めずに練習してきたから上手になったかもしれません。
良い結果の背景には「行動」と「過程」があります。人は時々その「行動」をせずに他の人を羨ましがるだけ、何もせずに「どうしていい結果が得られないのだろう」と待っているだけのことがあります。
クリスチャンでも「どうして奇跡が起こらないのだろう。神様何とかしてよ」と言っている人がいます。しかし、神様はそのような人に「あなたの役割をやってください」「行動に移して」と言っています。
モーセが紅海を分けた時も主はこのように言いました。
出エジプト記 14:13-16
「しかし、モーセは言いました。「みんな、怖がってはいけない。今いる場所にしっかり腰をすえて、今日、主がすばらしい方法で救ってくださるのを、よく見ようではないか。あのエジプト人を見るのも、今日が最後だ。 主が代わりに戦ってくださる。だから、みんなは指一本、動かす必要もない。」 主はモーセに命じました。「いつまでもわたしに叫び求めないで、人々を前進させなさい。 杖を海(紅海)の上に差し伸べると、水が分かれて道ができる。その乾いた土の上を歩いて海を渡りなさい。」
主は「私が全てを行うから、何もしなくていい」とは言わず、「人々を前進させなさい」と行動させました。
聖書で見ることができる奇跡の多くには、神様の力の他に人の信仰による行動が伴っています。
ラザロが死から生き返った時もイエスは墓の前の石を取るという行動をさせました。
ヨハネによる福音書 11:39-44
「イエスは言われた、「石を取りのけなさい」。死んだラザロの姉妹マルタが言った、「主よ、もう臭くなっております。四日もたっていますから」。 イエスは彼女に言われた、「もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか」。 人々は石を取りのけた。すると、イエスは目を天にむけて言われた、「父よ、わたしの願いをお聞き下さったことを感謝します。 あなたがいつでもわたしの願いを聞きいれて下さることを、よく知っています。しかし、こう申しますのは、そばに立っている人々に、あなたがわたしをつかわされたことを、信じさせるためであります」。 こう言いながら、大声で「ラザロよ、出てきなさい」と呼ばわれた。 すると、死人は手足を布でまかれ、顔も顔おおいで包まれたまま、出てきた。イエスは人々に言われた、「彼をほどいてやって、帰らせなさい」。」
石を取りのけて、布をほどくという行動があったので、ラザロは神様が用意していた祝福を受け取ることが出来ました。
私たちクリスチャンが誰しもが経験する変化や奇跡に「救い」があります。
救いにもイエスを自分の口で告白をするという行動が必要です。私たちがその行動をしない限り何の変化も起こりませんでした。
物事には、神様だけが行えることもありますが、あなただけしか出来ない行動もあります。
人が成長していくためには段階を踏み、その度に変化していく必要があります。
一気に変化しようとせず少しずつです。
コリント人への手紙Ⅱ 3:18
「わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。」
古い考えを少しずつ新たにして主に似たものになっていきます。主の御霊がそれを手伝ってくれます。
引っ越しの時に家を整理して、古いものを捨ててその新しい場所に合う新しい家具を買い揃えるように、私たちが前に進むためには過去にしがみついていてはいけません。古い物を手放し、新しい物を受け入れる行動をすべきです。
いつも思い出してください。良い結果を見たいなら、新しい段階へと成長していきたいなら、行動に移すことが必要です。小さなことからでもいいんです。あなたのうちにいる聖霊様が導いてくれます。
どんな変化にも恐れないでください。前にある壁がどんなに大きく見えたとしても、主を見つめてそこから必要な力をもらってください。
詩篇 18:28-29
「主は、私に明かりをともしてくださいました。 私の神、主は、私を包む闇を 光に変えてくださいました。 今や私には、どんなに高い城壁でもよじ登り、 どんなに強力な軍隊に対しても 攻撃する力が与えられています。
この新しいシーズンがあなたにとって最高なものになることを願います!